奄美の自然写真集「Sanctuary」出版記念会開催
ー奄美の写真家・浜田太さんー |
奄美の自然写真集「Sanctuary」出版を記念した会(パーティー)が3月3日、東京・神田神保町の日本出版クラブホールで関係者約100人が出席し開催されました。
会の発起人となったのは、代表の吉永みち子さん(作家・エッセイスト)の他に大田弘子さん(政策研究大学院大学学長)、吉田慎一さん(テレビ朝日特別顧問)、中村耕治さん(南日本放送相談役)です。
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あいさつする発起人代表の吉永さん
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| 参加者の集合写真(主催者提供、画像クリックで拡大します) |
あいさつに立った吉永さんら発起人は、奄美の「Sanctuary(聖域)」に息づく自然と動植物の営み、それに浜田さんの奄美への思いと写真撮影の労苦などをユーモアを交えて紹介。また、俳優の大和田伸也さん夫妻や作家で東京経済大学教授の大岡玲さんがお祝いのスピーチを行いました。
会場では、浜田さんが撮りためた奄美の自然や動植物などのスチール写真や動画の他、MBC南日本放送提供の映像がプロジェクターで上映されました。また、アマミノクロウサギの授乳シーンなどの映像が2017年、米国スミソニアン国立自然史博物館主催の世界最大級の自然写真コンテスト「ネイチャーズベストフォトグラフィー」の映像部門で優秀賞に選ばれたことも紹介されました。
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| 写真集表紙 |
写真集裏表紙 |
サブタイトルで「世界自然遺産の島 奄美生きものたちの息吹」と題する写真集は、B12取判(26×24センチ)、120ページ、税込み4730円、発行所は鰹ャ学館。
四季別に構成されている他、春と夏の間に梅雨期の章を特別に入れて「梅雨こそ生きものたちの活動の最盛期」とたたえ、その季節を鮮やかな画像で活写しています。さらに冬の章の最後では、アマミノクロウサギの愛情溢れる子育て風景など、貴重で愛らしい写真が数多く掲載されています。
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| シマ唄を披露する牧岡さん |
お礼の言葉を述べる浜田さん(里村哲正さん提供) |
浜田さんはお礼のあいさつの中で、奄美の自然やアマミノクロウサギを含む動植物を撮影することになった経緯や森の奥地に小屋を建て泊まり込みで撮影したことなど、その後の経過を話しました。その上で、最後に出版社や家族、関係者などへ感謝の言葉を述べました。
また、式の合い間には牧岡奈美さんによる「朝花節」や「ワイド節」などのシマ唄が披露され、会場は奄美の雰囲気に包まれ、大いに盛り上がりました。
浜田さんは龍郷町円出身でS47年奄美高卒。東京写真大学(現東京工芸大学)卒業後、大手出版社の写真部に勤務。その後、フリーカメラマンを経てS54年末にUターンしました。以来、奄美大島や徳之島などの自然や生き物を撮影・紹介するのをライフワークとしています。
会に参加した70代のある男性は「出身者としてとても心温まる出版会でした。浜田さんらが埋もれていた奄美の貴重で希少な動植物の生態などを写真に撮り、国内はもとより世界に発信してくれたことが世界自然遺産の登録につながった一因だと思う。感謝の念に堪えない」と話していました。
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| 浜田さんの太鼓と牧岡さんのシマ唄「ワイド節」で盛り上がる参加者 |
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