レポート

第17回同窓会総会を開催−奄美高校・東京配田ヶ丘同窓会

 奄美高校・東京配田ヶ丘同窓会(記原正一郎会長)は7月17日、東京・JR市ヶ谷駅近くのホテルグランドヒル市ヶ谷で第17回同窓会総会を開催した。

 総会には母校や本部、関西支部、他校同窓会、東京奄美会などからの来賓を含め約120人が出席。今年も絆を大切に、親睦の和を広げよう!!をテーマに、旧交を温めながら親睦を深めた。

 総会は従来通り会員のみで開催し、来賓は懇親会(前段、後段)から参加してもらう式次第の構成。総会では執行部から会務・会計報告と新年度の会務予定・予算見積が説明された後、会務・会計報告などいずれの議案も満場一致で承認された。

 今総会は役員改選期に当たっていたが、会長以下全員が留任することになった経緯について和田純男顧問から説明があり、了承された。

オープニングで「ふるさとの話をしよう」を歌う参加者

 当日、実行委員メンバーは午前9時に集合。叶正喜実行委員長(幹事長、S43年卒)指揮の下、南進さん(S42年卒)や川崎好純さん(S45年卒)らが中心となって受付周りや垂れ幕などの設営を開始した。4年連続で同じホテルが会場とあって、同11時前にはほぼ準備を整えた。

 会場は普段は結婚式場に使われており、高い天井からは豪華なシャンデリアが吊るされ豪華な雰囲気があふれていた。

 また、受付向かいには仁禮善美さん(S44年卒)が撮影した5月の「渋谷・鹿児島おはら祭」などの組み写真が展示され、さらにパソコン画面には動画が流され、参加者らが興味深く見入っていた。

パッションフルーツと創立100周年記念の折り鶴

朝花節を歌う村田キヨミさんと折原誠司さん

工芸茶にお湯を注ぐ参加者

花開いた工芸茶

渋谷・鹿児島おはら祭の写真コーナー

 テーブル上には、蝦名和代さん(S38年卒)と叶実行委員長が「母校創立100周年」記念に向け、『未来に羽ばたく』思いを込め企画作成した金・銀の折り鶴(和紙製)、それに熱いお湯を注ぐと花が開く工芸茶(ジャスミン茶)が飾られた。

 また、奄美市から駆け付けた小田初男さん(S47年卒)手配のパッションフルーツなども加わり、彩りを添えた。後日談ながら、鶴の飾り物は母校からの出席者と関西配田ヶ丘会が今後の参考にしたい、と大事に持ち帰ったという。

太鼓を先頭に入場する八月踊り参加者

 懇親会場では会が始まるまでの間、杉井勝義さん(S38年卒)がスチールギターで奄美新民謡などを演奏し、会の雰囲気を盛り上げていた。

 懇親会前段の部は来賓を拍手で迎えて始まった。宮田美千枝さん(S38年卒)の司会進行で、郷土遥拝などに続き実高と奄高の校歌を斉唱した。

 その後、記原会長が来賓や参加会員に謝意を表した上で「今年は母校が創立100周年を迎えたことから、生徒さん方も大忙しではないでしょうか。記念式典には東京からも大勢が出席しましょう」と呼び掛けた。

あいさつする記原会長

お祝いの言葉を述べる二石奄美高校長

祝辞を述べる南配田ヶ丘同窓会(本部)会長


100周年記念事業への協力を呼び掛ける
屋村
配田ヶ丘同窓会(本部)副会長

スチールギターを弾く杉井勝義さん
記原会長からサツキを贈られるじゃんけん勝ち抜き者

 来賓紹介後、二石政彦奄美高校校長と南武一配田ヶ丘同窓会会長がそれぞれ祝辞を述べるとともに、学校の現状や100周年記念行事の取り組み状況などを説明した。

 
村田キヨミさんと折原誠司さんが祝唄「朝花節」を歌い祝福した後、関西配田ヶ丘会の元忠好会長の音頭で乾杯。参加者は久しぶりの再会を喜び合い、会場には歓談の輪が広がった。

壇上でじゃんけん勝ち抜き戦をする参加者

ヒップホップダンスを踊る#Attr@ctメンバー

「愛加那無情」を歌う平達也さん夫妻

「人生流転笠」を歌う平スガノさん

カラオケに興じる参加者

奄高特製オリジナルTシャツの販売コーナー
奄美名産の黒糖焼酎

 懇親会余興は與島隆博さん(S45年卒)と米田リエ子さん(S47年卒)の司会で進行。オープニングは会の愛唱歌である「ふるさとの話をしよう」の替え歌(島風バージョン)で始まった。

 その後、太鼓を先頭に「さんだまけまけ」で八月踊り連が舞台袖から入場し、輪を作り踊ると懇親会のムードは一気に高まった。また、会員関係者の子らで構成する「#Attr@ct(アトラクト)」のメンバーが若さあふれるヒップホップダンスを披露した。

 S38年卒生一同が合唱し、平スガノさんは「人生流転笠」を歌った。平達也さんは自身が作詞した「愛加那無情」を夫婦共演で切なく歌い上げた。

 さらに、余興後段の部では島唄や奄美新民謡などが歌われた後、鹿児島おはら節や渋谷音頭、島のブルース、六調などを全員で次々と踊った。

六調を舞台狭しと踊る参加者

 また、余興前・後段の幕間ではリフレッシュタイムとして、テーブルごとのじゃんけん大会勝ち抜き者が舞台に上がり、そこで勝ち抜いた6人へサツキ(記原会長提供)がプレゼントされた。

 出演者は会員や会員の関係者ばかりで、会のアットホームな雰囲気と相まってほろ酔い気分の出席者を大いに楽しませた。会は終盤に近づくにつれ大盛り上がりとなったが、午後3時過ぎ、叶実行委員長による閉会のあいさつを受け散会した。


叶実行委員長コメントは以下の通り

 ここ1〜2年、諸先輩の皆さま方の欠席が増えつつあり、やや寂しい思いもありました。しかし、今年は役員のご尽力により奄高卒生を中心に10数名の初出席者があり、新たな気持ちでご来賓・会員の皆様をお迎えすることができました。

 特に、母校・奄美高校が創立100周年を迎えたことで、奄美からは二石校長先生をはじめとして本部の川田前会長、南会長、屋村実行委員長、慶(いわい)・久永・宮井先生方の出席がありました。

 さらに兄弟高の大島北高校の前田ヶ丘同窓会踊り手5人の特別参加もあり、懇親会はこれまでと違った素晴らしい雰囲気の中で進行し、会場は笑顔があふれていました。

 何よりも、出席者の皆さま方が心から喜び・楽しんで頂いたことをうれしく思いました。来年はさらに多くの会員の皆さまが出席されますことを期待しています。

 役員の皆さんには準備段階から開催当日まで、真摯な対応とご協力をいただいたことに対し、心から感謝申し上げます。

 ・WEBフォトギャラリーでその他の写真(順不同)を見る   
 ・プログラム小冊子を見る その@(PDF)そのA(PDF)そのB(PDF)
 ・仁禮善美さんの動画をyoutubeで見る(13分16秒)
 ・熊元敏夫さんのfacebookで動画(1分)を見る

(撮影=仁禮善美、山田信廣、2017.07.20up)


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