レポート

自衛隊観閲式と入間航空祭を参観−HP管理人

 HP管理人は10月と11月に開催された自衛隊観閲式と入間航空祭を参観した。陸上自衛隊OBで、現在は埼玉県防衛協会(民間組織)の事務局長を務めている本同窓会の叶正喜幹事長から招待券をもらい出掛けた。

 両イベントとも好天に恵まれ、大勢の招待客らが集まった。入間航空祭は数年前、2年連続で見学したことがあったが、観閲式は初めて見ることができた。いずれのイベントでも、自衛隊員のきびきびした動作などから国を守る気概と誇りを感じた。

  −自衛隊最高指揮官の安倍総理が訓示−

 観閲式(既掲載)は10月23日、陸上自衛隊朝霞訓練場(埼玉県新座市など)で行われた。諸外国では観兵式に相当し、陸上と海上(観艦式と呼称)、航空の各自衛隊が持ち回りで実施しているという。

 式には陸・海・空の部隊員約4千人が参加。安倍晋三総理大臣と稲田朋美防衛大臣、自衛隊や関係機関の幹部、そして約2万人の招待客らが見守る中、陸海空の合同音楽隊を先頭に防衛大学校学生隊、普通科部隊、各女性自衛官部隊などが整然と観閲行進した。

観閲式に集まった招待客

 自衛隊最高指揮官である安倍総理大臣は、先の北海道を縦断した台風や熊本地震などでの自衛隊員の活躍に触れ「人命救助とともに行った給水・入浴支援活動は、被災した方々の希望の光であった。皆さんを誇りに思う」などと激励した。

 その上で、安全保障関連法の成立や南スーダンの国連平和維持活動(PKO)での新任務の付与検討などを念頭に「日本を取り巻く国際情勢は目まぐるしく変化している。積極的平和主義の旗を高く掲げ、活躍してほしい」などと訓示した。

普天間飛行場から飛来した米軍のオスプレイ
観閲する安倍総理大臣


−秋空に映える航空祭−


 入間航空祭(既掲載)は11月3日、航空自衛隊入間基地(埼玉県狭山市)で開かれた。毎年この日に開催されている文字通りのお祭りだ。今年も家族連れや航空ファンら10数万人が詰めかけた。

 来場者の中にはプロカメラマン顔負けのカメラや超望遠レンズを持参。秋空に映える空挺(落下傘)部隊の降下や輸送機の編隊飛行、ブルーインパルスの曲技飛行などをカメラに収めていた。

C−1(輸送機)から降下する空挺部隊員

 祭の呼び物は、航空自衛隊松島基地(宮城県)所属のブルーインパルス(T−4型練習機6機)による曲技飛行だ。午後2時過ぎ、4機がごう音をとどろかせて同時に離陸、すぐに後続の2機もに飛び立った。

 高速で正確な編隊飛行や宙返りなど高度な技を次々と披露。さらに機体後部から吐き出す白いスモークで花や星、ハートの形を描くなどの曲技飛行を見せると、来場者からは大きな歓声が上がっていた。

高速で急旋回する6機編隊のブルーインパルス



花と星

ハート

背面飛行するブルーインパルス5機

先行機の軌跡を追い旋回する後続機

飛行後、整備点検を受けるブルーインパルス5番機

 初めて航空祭に来た仁禮善美さん(本同窓会副事務局長)は、見物客の多さに圧倒されながら、次々と繰り出される編隊飛行を見るうちにすっかり夢中になった、という。

 「何と言っても圧巻はブルーインパルスの編隊飛行だった。カメラで追いかけたが、なかなかうまくファインダー内に収まらなかった。次回来る時はもっと撮影技術を磨き、
迫力ある写真を取りたい」と話していた。

所属部隊に帰投するF−15J

帰投する米軍のヘリコプター

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(写真は実高S44年卒・仁禮善美、同S43年卒・山田信廣=HP管理人、2016.11.09up)


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