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入間航空祭を見学して−HP管理人

  HP管理人は11月3日、航空自衛隊入間基地(埼玉県狭山市)で開催された航空祭を3年ぶりに見学してきた。毎年この日に行われる恒例行事で、首都圏では最大規模の航空イベントだ。

スモークを出しながら編隊飛行するブルーインパルス

 航空祭の呼び物の一つが、ブルーインパルス(曲技飛行隊の愛称、航空自衛隊松島基地所属の第11飛行隊)の華麗なアクロバット飛行だ。午後1時25分過ぎ、スモークを出しながら4機と2機が編隊を組み離陸。急上昇や急降下、背面飛行などを繰り返した後、スモークで8の字やハートループ、星形(スタークロス)などを大空に次々と描いた。詰め掛けた来場者からは、その度ごとに大きな歓声や拍手が湧き起こった。
 だが、終了時近くになって 「飛行中の1機に軽微な故障が発生した」とのアナウンスが会場に流れ、しばらくして2番機が着陸。他の5機も順次着陸し、終了した。気になっていたため翌日、ネットニュースで確認したところ、バードストライク(鳥との衝突)があった、とのことだった。
 以下、航空祭を写真主体にまとめてみた。一眼レフカメラによる撮影ではなかったため、イベントの迫力を伝えきれていないが、ご覧いただければ光栄だ。

ブルーインパルスの1番機

背面飛行するブルーインパルス

ごう音をとどろかせ旋回するブルーインパルス

急上昇中のブルーインパルス

ハートループを描く
星の形を描く

 午前の部では、陸上自衛隊習志野駐屯地(千葉県船橋市)の第1空挺団によるパラシュート降下の披露もあった。輸送機は時速230キロに減速し、隊員を降下させるそうだ。

C-1(輸送機)

第1空挺団隊員を降下させるC-1

パラシュートで降下中の空挺団の10隊員

 下の写真はF-15DJ要撃戦闘機だ。残念ながら飛行展示はなく、地上展示のみだった。ウィキペディア(ネット上のフリー百科事典)などによると、日本の制空権を確保するための主力戦闘機として、防空任務に就いており、航空自衛隊は201機を保有。千歳(北海道)や小松(石川県)、新田原(宮崎県)などの5基地に分散配備しているそうだ。

地上展示されたF-15DJ要撃戦闘機

駐機中のF-2支援戦闘機

上昇飛行中のF-2支援戦闘機

飛行中のF-2支援戦闘機

T-4中等練習機(ブルーインパルスと同型機)
T-7初等練習機(プロペラ機)

UH-60Jヘリ
CH-47Jヘリ

ロンドン五輪自衛官メダリスト3人によるトークショーもあった

多くの来場者でにぎわった

  それにしても、今年の来場者が過去2回の見学時に比べ、人数が多くなったのには驚いた。主催者発表によると、約22万人だったそうだ。確かに会場内の移動も大変なくらいの混雑ぶりで、イベント終了後、基地を出るまでに30分余もかかった。
 このところの増加傾向は、昨年の東日本大震災時における自衛隊の活躍や最近の尖閣諸島問題に端を発した国防意識の高まりなどが背景にあるのかもしれない、などと思った。
 同基地の最寄り駅は西武池袋線の稲荷山公園だが、イベント終了後の時間帯に飯能から池袋方面へ同線を利用した知人によると、朝の通勤時間帯のラッシュ時の比ではないほどの混雑だったそうだ。
  小生の場合は西武新宿線の狭山市駅を利用し、20分ほど歩いて基地との間を往復したので、電車の大混雑を避けることができた。が、簡易折り畳み椅子を持参しなかったため、足腰にかなりの疲れがきてしまい、反省した次第だった。しかし、爽快な秋晴れの空の下、スリル感と高揚感に包まれながら家路に着いた。

(山田信廣=S43年実高卒、2012.11.08up)


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