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晩秋の新宿御苑を訪ねて−yama

 小生は11月下旬、同窓会員4人と新宿御苑を散策しながら都心の紅葉狩りを楽しんだ。例年、都心の紅葉シーズンは12月に入ってからだと思っていたが、2日前の雪やこのところの寒さで一気に進んでいた。


 御苑内はイチョウやカエデ、モミジなどの広葉樹が鮮やかに色付き、中には散り始めている樹木も。JR新宿駅などにほど近いことや東京のパワースポットとしても知られるようになったことから、苑内は外国人を含め多くの行楽客であふれていた。


大都会のオアシス

コウテイダリアとイチョウの競演

 同苑のHPなどによると、そのルーツは江戸時代の信州高遠藩主・内藤家の江戸屋敷で、新宿御苑が誕生したのは明治39年。皇室の庭園として造られたが、戦後の昭和24年に国民公園となり、一般公開され親しまれてきた。

 広さ約18万坪、周囲3.5kmの庭園にはイギリス風景式庭園やプラタナス並木が美しいフランス式整形庭園など配置されている。また、日本庭園は数少ない風景式庭園の名作とされている、という。総理大臣主催の「桜を見る会」の会場にもなっている。

新宿門のイチョウ

高層ビルを背に色付くイチョウ

紅葉をめでる人々

イチョウ

ジュウガツザクラ

テーチギ(シャリンバイ)の花

色鮮やかなモミジ

モミジをバックに

池の水面に写る紅葉

 また、御苑内には大温室があり、小さな人工の滝や池、橋が配置されている。そこには洋ランをはじめ各種亜熱帯植物が植えられている。

 その中には沖縄と小笠原のコーナーもあり、奄美でも良く見かけたアダンやパパイヤ、サネンバナ(ゲットウ)、クロトンなどが植えられ、南国の雰囲気を醸し出していた。

 はかない紅葉とは違い、温室内では青々とした植物を見ることができ、何とも言えないエネルギーをいただいた気分になった。また、紅葉狩りに来ながら温室内の写真も多く撮ることになった。

ソテツ

大温室入口

パパイヤ

アダン

ヒカゲヘゴ

サネンバナ

不明

クロトン

クロトン

大温室内にて


 今から約30年ほど前、香港で単身赴任の生活をしたことがあった。休みの日などに公園や野山を歩くと、ガジュマルやサネンバナなど古里と同じような植生を見かけ、ホッとしたことがあったものだ。

 紅葉狩りに参加した埼玉県H市在住のYさんは「新宿御苑は見物客が多いせいか、居住地近くの公園にはない紅葉の
華やかさを感じた。また、小さな頃に見た奄美の植物にも癒しを感じた。今日の紅葉狩りはすごく得した気分だ」と、喜んでいた。

 我々は紅葉狩り後、JR池袋駅近くの居酒屋での忘年会に直行。適当な腹ごなしにもなっていたことから、いつもより黒糖焼酎を飲むペースは速く、食べる量も多かったような気がした。



プラタナスの並木

大勢の客でにぎわう御苑内

(2016.12.01up)




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