各種提言・お願い等


奄美ゆかりの学生を支援−奄美奨学会

 「経済的に進学が無理な方は奨学金がありますよ!」―奄美奨学会(本部・東京)の大江修造理事長が、そんな高校生や保護者に対し奨学会の資金をを積極的に活用するよう、呼び掛けている。

 同奨学会は1913年(大正2年)、奄美の郷友会関係者らの寄付金などを財源に財団法人として設立された。その後、2014年(平成26年)には国から税制の優遇措置が受けられる公益財団法人として再スタートした。

 これまで、奄美ゆかりの学生約400人が利用して大学などを卒業し、古里や都会で有為の人材として活躍してきている。

 支給対象者は大学や大学院、短大、高等専門学校などに通う奄美出身者やその子弟。関東地域へ進学した学生ばかりでなく、鹿児島や関西、中京地区など全国を含めている。

 選考委員会で決定した対象者には、正規の修学期間中に高専〜大学生には月額3万円、大学院生には月額3万5千円を無利子で貸している。現在、大高をはじめ奄高、徳高などの卒業生が利用している、という。

 対象者数は毎年度4人が上限。貸与金の返済は卒業後6か月を経てから10年以内での返還を義務付けている。

 理事長  大江 修造

 理 事
  正野 建樹  加納 秀通 
  玉井 直仁  横田 捷宏


 監 事
  叶  芳和  宗村 森信

 評議員
 
 泉 堅二郎  梅崎 義人
  佐藤 持久  西田富士雄
  重山 忠資  信島 賢誌
  佐々木惣一

奨学会の制度などを説明する大江理事長
奄美奨学会の役員名

 大江理事長によると、奨学会の基金は1億円でそのうち半分程度を貸し出している。運転資金として予算上年間100万円程度が必要となっている。奄美チャリティゴルフや奄美関連企業からの寄付金などを充てているが、それでも年間30〜40万円ほど目減りしている状態だ、という。

 大江理事長は「奄美ゆかりの人材を育てることは、奄美全体の発展につながっていく。理想を言えば、返済義務のない給付型に持っていきたいが、それには毎年200万円ほどが必要になる
」と語る。

 その上で「今後は新しい寄付先などを開拓して奨学会の財政基盤を固めたい。後進の育成には奄美関係者の皆さんの協力が必須だ。なお一層のご協力をお願いしたい」と語っている。

 奨学生の応募は郵送にて受け付ける。申込願書を7
月末日で締切り後、書類選考する。その上で、場合により面接を行ない9月中に決定する。


奨学金の応募書類はこちらからダウンロードできます。
 応募予定の方は、ご利用ください。

 
  ・奄美奨学会出願要項(PDF)

  ・貸与生願書(表、PDF)

  ・貸与生願書(裏、PDF)
 
  ・奨学生推薦調書(PDF)

            (2017.10.19up)


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