会員からのお便り

写真部OBが箱根部活旅行兼懇親会開催−仁禮善美
〜 半世紀ぶりの再会に乾杯!〜 

 実高の昭和43年、44年、45年卒生と奄高46年卒生の写真部OB有志は4月23日(月)、箱根で1泊2日の部活旅行兼同窓懇親会を行った。奄美や大阪などからも馳せ参じ、総勢7人が参加。その夜は、半世紀ぶりの再会で昔話や暴露話に花が咲き、遅くまで飲み明かすことになった。

大涌谷(地獄谷)から噴出する蒸気

新春の箱根路(出山鉄橋)

宴会部屋でくつろぐ参加者

 事の発端は、45年卒で当時の写真部副部長を務めたM・Mさん(鹿児島市在住)から部長を務めていた重久豊仁さん(44年卒、横浜市在住)と小生に「2〜3人で集まりたいねー」との声が掛かり、スタートした。

 43年〜46年卒生の部員名簿を調査開始。17名ほどの住所が判明し案内状を送付したところ、最終的に名瀬から2人、鹿児島市から1人、大阪から1人、東京近郊から3人の参加表明があり、総勢7人(男性4人、女性3人)での開催となった。
 
 当日午前、
OB有志は新宿駅西口の小田急ロマンスカー改札口に全国各地から集結した。半世紀ぶりの対面とあって、改札口前では昔の面影を追いながら恐る恐る声を掛け、互いを確認した。

ロマンスカー前でパチリ

 50年近く一度も会ったことがない者同士なのに、そこは奄美人である互いのテレパシーが働いたのか難なく合流。集合時間が近づくにつれ「ハゲー、ハゲー」で再会を喜ぶ輪が広がった。

 ハゲてない者同士が「ハゲー、ハゲー」と声を掛け合う姿が道行く人達には不思議な光景に映ったのか、振り向く人もいた。

 定刻までには全員が集合。午前11時、3月に運行開始したばかりの新型ロマンスカーに乗車し、箱根湯本までの1時間30分の電車旅がスタートした。

 平日昼前の乗車だったため、車内はほぼ貸し切り状態だった。車中、気分は一気に高校生時代へタイムスリップ!

 アルコールも手伝い、島口(方言)のオンパレード、大はしゃぎの間に箱根湯本へ到着した。しかし、当日の箱根は少し曇り気味で、ロープウエーからの絶景が楽しめないことが分かった。

17〜18歳の当時に帰り会話を楽しむ4人

 協議した結果「せっかく来たんだから霧の中の空中遊泳も思い出になる」とのことで、大涌谷(地獄谷)を目指すことにした。

 箱根湯本からは世界でも珍しいスイッチバック式登山電車に乗り、さらにケーブルカーとロープウエーを乗り継ぎ、約50分で大涌谷に到着した。

 前記した通り、あいにくの濃霧でロープウエーからの視界は全くなく、天空の絶景は楽しめなかった。しかし、大涌谷では霧の晴れ間に山肌からゴーゴーと音を立てて噴出する湯煙の様子が間近に見られ、地球の鼓動を感じることが出来た。

 大涌谷名物の「温泉黒たまご」の宣伝文句「1個食すると10年長生きする・・・」に引かれて、2個、3個と食ベる欲張り同窓生(?)の姿もあった。(お互い健康で長生きしたいよなー、笑)。健康であればこそ、こんな人生の楽しみもあったというものだ。

箱根登山線の車両

霧の中を走る箱根登山線

ホームで電車を待つ観光客(強羅駅)

箱根ロープウエーの早雲山駅

濃霧の早雲山ロープウエー駅

ロープウエーのゴンドラ

箱根ロープウエー大涌谷駅前にて
黒たまごをゲットして喜ぶ2人

〜夜は暴露話で盛り上がる〜

 大涌谷から強羅へ引き返して駅前を散策。夕刻、宿泊予定の箱根湯本のS荘に到着した。早々に温泉を楽しみ、そして夕食。出迎えの表札がうれしい個室での食事となった。

 思い起こせば、当時の写真部室は化工科校舎の階段踊り場下にあった。当時の機材は、ペトリの一眼レフカメラ1台の他にハーフサイズカメラと
35ミリカメラ各2台、それにフィルムの現像装置や印画紙を焼き付ける装置などがあった。写真は、もちろんモノクロだった。

 それらを駆使し、運動会や遠足、文化祭などの学校行事を撮影し、現像・焼き付けした後で学校側に提供していた。同年代の卒業アルバムの中には、我々が撮った写真が幾つか掲載されているのではないか、と思っている。

濃霧の中を行くゴンドラ

黒たまごのオブジェ前にて

 あれやこれやでここでも話に花が咲き、係員からそろそろお開きをと声をかけられる始末となった。おしゃべり不足の面々が多かったため、部屋での懇親会へと場所を移動した。おつまみと飲み物はたっぷり用意しており、奄美黒糖焼酎で2次会を開始した。

 今だから言えるとんでもない話、今だから言える昔の出来事等々。次から次へと当時は知らなかった部活内での出来事がたくさん暴露され、久しぶりにお腹の筋肉がけいれんするほどの大爆笑が連続した。

 気心が知れた友は本当に良いものだ。共に部活動したのはほんの少しの期間なのに、参加者全員が半世紀ぶりに再会出来るなんて夢にも思っていなかった、という。また、充実していた部活動、仲間の絆の大切さを感じた懇親会だった。

 
次回は奄美在住者が企画し、奄美市で開催する事を決めた。案内状到着まで皆が健康第一で気張ろうと約束し、帰路の人となった。

大涌谷をバックに記念撮影に収まる参加者

 ・懇親会ご案内&予定(PDF)
 ・大涌谷観光行程表 (PDF)

(実高S44年卒、2018.05.09up)



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