ベートヴェン第9番「合唱付」コンサートに参加ー米田リエ子
私は12月23日、東京都小平市の市民文化会館で開催されたコンサート「交響曲第9番ニ短調『合唱付』作品125・・・L.v.ベートヴェン」に、東京TAMAアニヴァーサリー合唱団の一員として参加しました。
日本では年末の風物詩のように、第9のコンサートがあちらこちらで開催されています。昔からそれなりに意義深いことであることだと思い、いつかは自分も歌いたいと思っていた私の夢がようやく叶いました。
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私は後から3列目、右から3番目
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合唱参加は初めての挑戦でした。一般公募の団員約130人たちと9月から週1回の練習に取り組みました。本番数日前には体調を崩し、あわや欠席かと思いました。何とか舞台に立てたのはとてもうれしかったです。
私の担当は「アルト」。第4楽章『合唱』は20数分で、プロの声楽家4人の独唱の合間に私たちは声を張り上げ歌いました。ドイツ語の暗譜という難しい課題を抱え、楽譜通りに歌い切ったとはとても言えません。
自分なりの課題も見つかりました。参加できた充実感と来年も挑戦してみたいという意欲が湧き、今は心地良い緊張感と開放感に包まれています。
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管弦楽団の伴奏で歌う私たち
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私はもともと歌うことが大好きでした。とりわけコーラスは人と人との絆を結び、美しいハーモニーを作り出していく作業だと思っています。
9月からの限られた練習期間で本番を迎え、全ての方々と知り合いになれたわけではありません。しかし、だんだんと顔見知りができ、言葉を交わしステージに向けて心を一つにしてきたことは紛れもない事実です。
実力の差はありつつも、確かなハーモニーを感じたことは大きな喜びでした。性別、年齢、経歴を越え、ただ歌うことを目標に集い絆が出来ていく。指導者から感謝の言葉と涙をもらい、ただただ感動でした。
(奄高S47年卒、2016.12.27up)
自衛隊音楽まつりを観覧−仁禮善美
小生は、11月中旬に日本武道館であった自衛隊音楽まつりを観覧してきました。今年のテーマは「音の力
〜強き、守りの響き〜」。各部隊が整然と隊列を組み、前後左右に行進しながら演奏する姿は、ネット等での評判通り素晴らしいもので、久しぶりに圧倒され感動と興奮を覚えました。
音楽まつりはインターネットのYou Tubeでも紹介されており、前々から一度は見たいと思っていました。しかし、一般公募の抽選では倍率が高く当たらないと聞いていたので、申し込んだことはありませんでした。
陸上自衛隊OBで、現在は埼玉県防衛協会(民間組織)の事務局長を務める本同窓会の叶正喜幹事長から招待券を入手。久しぶりに妻を同伴し、出掛けました。
演奏はプロローグから「夏・秋・冬・春」の音と続き、それぞれの季節ごとに陸上自衛隊東部方面音楽隊や海上自衛隊東京音楽隊、航空自衛隊中央音楽隊、在日米陸軍軍楽隊、インド陸軍軍楽隊などが日ごろの練習成果を披露しました。
演奏の中で、海上自衛隊の歌姫と呼ばれる三宅由佳莉3等海曹らが聞き慣れた「われは海の子」「翼をください」などを歌い、その美声で聴衆を魅了しました。
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会場の日本武道館
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国旗入場
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陸軍分列行進曲を演奏する陸上自衛隊中央音楽隊
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防衛大学校儀仗隊によるファンシードリル
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在日米陸軍軍楽隊のドリル演奏
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インド陸軍軍楽隊
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海上自衛隊東京音楽隊によるドリル演奏
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空自入間修武太鼓
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中でも各駐屯地13部隊による合同の太鼓演奏・演舞は、圧巻で驚きました。北は北海道から南は熊本県の駐屯地等で勤務する隊員が一堂に会し、各部隊が入れ替わっての妙技を次々と披露。最後は舞台狭しと合同で大演奏・演舞を行い、館内に太鼓の音が響き渡りました。
遠く離れた部隊が合同練習する機会はなかなか無いと思っていただけに、どのような練習方法で統一行動を取っているのか、不思議に思ったほどでした。
最終章「春の音」では全出演部隊が登場し「今日の日はさようなら」などを演奏し、退場。続いてエピローグでは、三宅3等海曹らが「春よ、来い」を歌い、音楽まつりは約2時間ほどで幕を閉じました。
小生はこれまで、クラッシックの演奏会では眠気を催し妻に注意されることもありました。しかし、今回は最後まで退屈することもなく、しっかりと観覧することができました。叶さん、ありがとうございました。
(実高S44年卒、2016.11.15up)
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