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カシャの花咲いた−yama

  奄美市原産のカシャ(クマタケラン)の花が5月末から咲き始めた。このカシャは、東京・F市在住のSさんからいただいたもので、昨年秋から東村山市のわが家で大事に育てていた。

 5月初旬から幹の先端が膨らみ始め、今では花房が10センチ程度に伸び、10数個の花を付けている。これまで、同属のサネンバナ(月桃)は植物園や東南アジアなどを旅行中に見ることがあった。しかし、カシャの花を見るのは実に数10年ぶりだ。

 この花を見ながら、子供の頃に母親からヨモギ餅を包むためのカシャの葉を山で採ってくるよう、言われたことなどを懐かしく思い出している。今後は、このカシャを増やしてカシャ餅を作ってみるのが目標だ。

咲き始めたカシャの花(5月末)

カシャ花のつぼみ(5月中旬)

花房は上向きで花はランに似ている

 ネット検索で調べたところ、奄美新民謡「島のブルース」でも歌われるサネンバナとカシャは、どちらもショウガ科ハナミョウガ属に分類される草木で、花の付いていない時期は見間違えることがあるそうだ。

 カシャの花はサネンバナより小ぶりで上を向いて咲くが、サネンの花は下向きに咲く。また、カシャの葉は、サネンの葉に比べ細身で柔らかく、ダンゴやおにぎりを包むと、葉の香りが移りおいしさを増進してくれる、という。

サネンバナ(月桃の花、フリー写真集から)

(S43年実高卒、2016.05.31up)



自衛隊音楽フェスティバルを鑑賞−歌姫も出演

  自衛隊に入隊予定の自衛官を激励する音楽フェスティバルが3月、さいたま市の大宮ソニックシティホールであり、同窓会員10名で観賞した。

 演奏したのは海上自衛隊東京音楽隊で、同隊に所属するソプラノ歌手の三宅由佳莉3等海曹が東日本大震災を歌った楽曲「祈り〜a prayer」などを歌った。

 三宅3曹は、今では「海上自衛隊の歌姫」とも呼ばれる人気者で、同隊とCDを出している。小生はこれまで、三宅3曹の美声をTVとWEB上で視聴していたため、一度はライブで聴いてみたいと以前から思っていた。

オリンピックマーチを演奏する海上自衛隊東京音楽隊

 本同窓会の叶正喜幹事長が陸上自衛隊OBで、現在は埼玉県防衛協会(民間組織)の事務局長を務めていることから実現した。

 フェスティバルは1、2部の構成で、手塚裕之2等海佐が指揮を執った。1部の冒頭では、ファンファーレ付きの東京オリンピックマーチが演奏され、白黒TVで見た当時の興奮と感動がよみがった。

 リズム感あふれるこの曲は、半世紀以上も前に作曲されたとは思えないもので、2020年の東京オリンピックにも使用してほしいと思った。

同僚と「我ら海の子」を歌う三宅3曹(右)
終了後、笑顔で記念撮影に応じる三宅3曹

  三宅3曹は、「祈り〜a prayer」の他、同僚と「我ら海の子」を合唱。2部では、自身が作詞した「希望」を独唱した。さすがに某大芸術学部音楽学科声楽コースの出だけに、高音域の伸びが素晴らしく、にわか作りのタレントの声とは一味違うと感じた。

 さらに、同音楽隊は「宇宙戦艦ヤマト」や「スターウォーズ」など、アニメや映画で親しまれている曲を次々と演奏。最後はアンコールに応えて、各自衛隊の行進曲「凱旋(陸上)」、「空の精鋭(航空)」、「軍艦(海上)」で締め、大きな拍手を浴びた。

 これまでこのような機会がなかっただけに、
国の防衛や賛成・反対の論議がすさまじい安保法を考える意味でも良いイベントだった。


(山田信廣=実高S43年卒、2016.03.24up)


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