天下分け目の天王山(京都)を歩く−関西配田ヶ丘会有志
関西配田ヶ丘会有志8人はGWの某日、京都府乙訓(おとくに)郡大山崎町の天王山を歩いた。天王山は標高270.4メートル。豊臣秀吉と明智光秀が天下分け目の山崎の合戦を戦った舞台だ。
また、低山ながら交通の要衝に当たることから、南北朝や応仁の戦乱でも戦略上の要地として争奪の舞台となり、歴史好きの人にはたまらない魅力溢れるコースだ。
今回は新緑とタケノコ掘り、それに歴史の浪漫を求めて阪急電鉄京都線の大山崎駅から天王山を経て西山天王山駅に至るコースをゆっくりと歩いた。
行程は距離約6キロメートル、休憩含め約4時間。大都会の近くにありながら、豊かな自然と変化に富んだ景観は、飽きの来ない好ルートだった。
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青木葉谷展望広場の新緑(晴れた日には大阪平野から大阪城まで見える)
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離宮八幡宮(京都の石清水八幡宮の元社に当たり八幡大神を祭神とする神社)
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小さな溝が大阪府(右)と京都府を隔てる
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サントリー山崎蒸留所
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登山道入り口(背後の巨大な絵巻物風陶板が天下分け目の戦いを描く)
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山崎の合戦を描いた絵巻風陶板
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大阪方面在住の6人は、阪急梅田駅から30分ほどかけ午前10時ごろ大山崎駅に到着。地元在住のEさん夫婦(夫:佐賀県出身、妻:奄高OG)と合流し、ガイドをお願いした。
京都の石清水八幡宮の元社に当たる離宮八幡宮とサントリー山崎蒸留所を経て、Eさんが管理をしているという山麓の竹林に入った。
我々は準備運動を兼ね、その竹林で孟宗竹のタケノコを掘り30分ほどで13個を収穫した。さすが京都のタケノコだけに美味しそうで、それぞれが大事そうにリュックに詰めた。
再び歩き始めてアサヒビール大山崎山荘美術館から宝積寺、展望広場、酒解(さかとけ)神社と歩を進め、天王山山頂の山崎城跡を経て最終目的地の小倉神社には午後3時半ごろ到着した。
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真っすぐ伸びた見事な竹林
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タケノコ採ったぞ!
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美味しそうな京都のタケノコ
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アサヒビール大山崎山荘美術館前にて
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鳥獣区外案内板
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Eさん宅での交流会
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道中、目には広葉樹や竹林の新緑、耳は渓流のせせらぎと野鳥のさえずりを楽しみ、森の冷気が皮膚を活性化させ気分爽快。春の息吹を満喫した。
また、コース上には秀吉が天下を取るまでの巨大な絵巻物風陶板が数か所に設置されており、戦国時代に思いをはせながらハイキングを楽しみ、歴史の勉強にもなった。
最後に関西ではパワースポットとして知られる小倉神社で願掛けをした。その後、帰路途中にあるEさん宅にお邪魔させてもらい、賑やかな交流会でご馳走をいただきながら旧交を温めた。
まさに「黄金週間」の1日を有意義に過ごすことができ、次回の計画が待ち遠しいとの諸君もいた。
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宝積寺(中腹にある真言宗智山派の仏教寺院、本尊は十一面観音)
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天王山山頂の山崎城跡
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手作りの標示板
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天王山歴史マップの案内板
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(mayu、2015.05.12up)
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