会員短信

皇居一周ウォーキングを開催−東京配田ヶ丘同窓会

 東京配田ヶ丘同窓会の小勝竹雄会長以下11人は1月17日午後、新春の皇居一周ウォーキングを楽しんだ。当会にとってこのような野外活動は初の試みで、終了後は鹿児島ゆかりの居酒屋で新年会を開催。互いの近況を報告すると共に、今夏の第15回同窓会総会に向けた抱負などを語り合った。

 皇居一周は約5キロ、歩くと2時間ほどの行程だ。 一帯は江戸城跡だけに名所・旧跡の宝庫で、ウォーキングばかりでなくジョギングを楽しむ人たちの格好のコースとなっている。

 我々一行は、午後1時にJR有楽町駅前に集合。祝田橋交差点から反時計方向回りにゆっくりと歩き始めた。参加者はこれまで、各々が二重橋や楠正成像など皇居周辺の一部を見たことがあったものの、周回コースを巡るのは全員が初体験だった。

半蔵門から桜田濠と警視庁方面の風景

高層ビルの谷間の東京駅

巽櫓前での記念撮影

歩道に描かれた鹿児島県花のミヤマキリシマ

桔梗濠と巽櫓

悠然と泳ぐハクチョウ

餌を求めるカモの一群

関東大震災で焼け残った震災イチョウ
(復興のシンボルとなった)
和気清麻呂像

 この日は冷たい風が吹く少々肌寒い天候だった。それでも歩き始めてしばらくすると、体が温まってきた。左手には巽櫓や富士見櫓などが眺められ、お堀ではハクチョウが悠然と泳ぎカモの一群は忙しそうに餌を探していた。我々も途中で、Mさんが元気付けにとタッパに入れ持参した黒糖をいただきながら、エネルギーを補充して歩いた。

 沿道周辺には法務省や最高裁判所、気象庁など国の中枢機関と大手企業の本社ビルが軒を連ねており、この辺りはさすがに東京の中心地であると感じ入った。

 桔梗濠から清水濠、サクラで有名な千鳥ヶ淵、半蔵濠、桜田濠を眼下に眺めながら歩くこと約2時間。桜田門を経て午後3時過ぎに皇居前広場に到着した。その後、東京宝塚劇場の近くにある鹿児島ゆかりの居酒屋に移動。里アンナさんの島唄が流れる中、黒糖焼酎などを酌み交わし正月気分を味わった。

 参加者からの評判は良く、Yさんからは「とても楽しかった。次回は秩父の札所巡りと温泉ツァーはいかがでしょう。黒糖、美味しかったー 」と提案があった。

 これを受けて、ウォーキング呼び掛け人のKさんは「好評だったので、時季を見ながら無理のない範囲で次の企画を考えたい」 と話していた。

桜田門をバックに記念の一枚

(yama、2015.01.21up)



奄美・宇検村にも秋到来−アマミノクロウサギ

 私が住む奄美大島の宇検村もようやく秋の到来を感じる季節となった。朝夕は日ごとに寒くなり、23日夜にはこの冬初めてエアコンで暖を取った。当地に帰り、もうすぐ8回目の冬を迎えることになった。高校時代までは、こんなに早く暖房器具の世話になることはなかったが、奄美の暖かさに慣れたことや古希を迎えたせいだろうか。

 ところで、下の写真はわが家の屋敷にある島バナナの樹だ。バナナは通常、幹先端の葉の間から花芽が出て下にぶら下がり、実が大きくなっていく。しかし、このバナナは幹が途中から裂け、そこから花芽が出て上に向かって生長している何とも不思議な珍バナナだ。

 6月中旬に花芽が出た後、あれよあれよという間に通常の大きさの写真(2段下左)の形となった。屋敷内には現在30本ほど生えているが、私がこんな形のバナナを見るのは初。近所の古老の方々に聞いても初めて見る珍バナナだそうだ。突然変異なのか新品種(?)の誕生なのか不明だが、来年1月中旬の収穫時の味を今から楽しみにしている。

珍バナナの花芽

房を増やしながら成長する花芽

重力に逆らい上に向かうバナナ

通常のバナナ

早くも咲き出した田検中学校のヒカンザクラ

秋の到来を告げるサキシマフヨウ

11月になっても咲くわが家のユウガオ

 私は例年この季節、森や道路沿いに咲くサキシマフヨウの開花で秋の訪れを感じている。花の色が白色から淡い桃色を帯び、花や紅葉が少ないこの時季の山野を彩ってくれる。しばらくの間は、この花を愛(め)でながらのドライブや散策が楽しみだ。

 その一方で、今年は田検中学校正門前のヒカンザクラ1本が2か月ほども早く、ちらほらと咲き出した。また、わが家のユウガオ(夕顔)は11月に入ってから再び咲き始めた。

 一年草のユウガオは夏場に咲き、例年10月末にもなると勢いが無くなり枯れかかっていくが、今でも清楚で純白な花は甘い香りを放ち私を楽しませてくれている。

 季節はずれに咲くヒカンザクラといいユウガオの再開花といい、うれしい反面でちょっと心配な面もある今日この頃だ。それは地球の気候が少し狂い始めているのではないか、と思われることだ。温暖化現象は地球規模で起こっていると聞く。

 8月の広島市豪雨による土砂災害や昨年10月の伊豆大島豪雨による土石流災害、そしてここ奄美でも2010年と11年には連続して豪雨による災害があった。50年に一度ともいわれる大雨による災害が日本列島各地で発生し、太平洋ではスーパー台風も出現している。

 この秋のわが家周辺で見られるこんな小さな異常現象をその前触れなのではないかと思いつつ、これらが一時的現象であり年寄りの杞憂に終わることを私は願っている。


(S38年実高機械科卒、2014.11.26up)


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