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鳥海山に涼(?)を求めて−熊元敏夫
私は団地の山歩き仲間4人と8月5日から2泊3日の日程で、山形・秋田両県境に位置する鳥海山(2,236m)の涼しい夏を楽しんで来ました。加齢に伴う足の痛みが心配で、頂上までは登りませんでしたが、かれんに咲く高山植物のお花畑をめで雄大な山々と日本海の景観を堪能しました。
御浜小屋から鳥海湖を見下ろす
鳥海山の新山(奥)とその外輪山
小休止の後、遅れじと出発する私(中央)
麓から望む鳥海山
鳥海山はまたの名を出羽富士とも呼ばれる美しい山で、また山岳信仰の山としても知られています。山頂へのルートは山形・秋田両県から9本ありますが、我々はレンタカーで秋田県側の象潟(きさかた)登山口まで行き、そこから歩き始めました。
5人のうち3人は頂上を目指しましたが、私ともう一人は鳥海湖と外輪山で折り返しました。日本海に面しているため積雪量は多く、8月になっても登山道からは幾つかの雪渓が見られました。
鳥海湖辺りに広がる高山植物のお花畑
また、鳥海山は高山植物のお花畑が見られる山としても有名です。雪解け水が流れる湿地帯や登山道脇の草原には、チングルマやイワカガミ、ミヤマシシウドなどの花が今を盛りと咲いていました。
小休止した
御浜小屋(日本海が見える小屋)
高山植物と雄大な景観を楽しむ私
これまで私は、北アルプスの白馬岳(2,932m)や南アルプスの甲斐駒ヶ岳(2967m)など、3,000m前後の山を縦走したりして、山を楽しんで来ました。
今回の山旅は1泊目が麓のビジネホテル、2泊目は温泉旅館でした。鳥海山は見た目ではなだらかな尾根伝いの山とばかり思っていました。ところが意に反して、山の冷涼な風に当たるつもりが、岩山と過酷な暑さに音を上げました。
旅館では温泉にゆっくりと浸かりました。おかげで、山歩きばかりでなく仕事などもろもろの疲れを癒やし、明日への英気を養うことが出来ました。
前記の通り、膝関節の痛みで頂上までは行けませんでしたが、今回もそれなりに楽しむことが出来ました。今後も低山を歩いたり、高山の場合は途中の風景や高山植物のお花畑をめでるなどで、山と関わっていきたいと思っています。
(実高S42年卒、2023.08.15up)
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