6月初旬の某日、友人と奥秩父の瑞牆山(みずがきさん、2230m)に登った。シャクナゲの時季はまだ早いと思っていたが、思いもかけずシャクナゲの花はほぼ満開となっていた。季節の花々をめでながら、初夏の山歩きを存分に楽しんだ。
瑞牆山は山梨県北杜市にあり、日本百名山の一つになっている。独特の形をした岩峰がそびえ、荒々しい景観を作っている。地元ではコブ岩と呼ばれれているそうだ。
奥秩父の山々はシャクナゲの名所として知られている。この瑞牆山もそのうちの一つで、品種はアズマシャクナゲである。樹高は2〜4mで、つぼみのうちは色が濃いピンクだが、開花が進むにつれて色は薄くなる。この日は平日にもかかわらず、新緑やシャクナゲなどの花を求めるハイカーで賑わっていた。
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