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瑞牆山を歩く−yama

 6月初旬の某日、友人と奥秩父の瑞牆山(みずがきさん、2230m)に登った。シャクナゲの時季はまだ早いと思っていたが、思いもかけずシャクナゲの花はほぼ満開となっていた。季節の花々をめでながら、初夏の山歩きを存分に楽しんだ。
 瑞牆山は山梨県北杜市にあり、日本百名山の一つになっている。独特の形をした岩峰がそびえ、荒々しい景観を作っている。地元ではコブ岩と呼ばれれているそうだ。
 奥秩父の山々はシャクナゲの名所として知られている。この瑞牆山もそのうちの一つで、品種はアズマシャクナゲである。樹高は2〜4mで、つぼみのうちは色が濃いピンクだが、開花が進むにつれて色は薄くなる。この日は平日にもかかわらず、新緑やシャクナゲなどの花を求めるハイカーで賑わっていた。


独特の岩峰を見せる瑞牆山(左が大ヤスリ岩)

針葉樹の下に咲くシャクナゲ

新緑の中の瑞牆山

登山道は鎖場などもあり急峻

天をつく大ヤスリ岩

瑞牆山頂からの大ヤスリ岩(中)

山頂の岩でくつろぐ登山者

山頂近くに咲くシャクナゲ

シャクナゲのつぼみ

木によってはつぼみと満開の花が混在している

満開のシャクナゲ

新緑の中のミツバツツジ

風にそよぐミツバツツジの花

3枚の葉(ミツバ)と花

キバナノコマノツメ(スミレの一種)

イワカガミ

コミヤマカタバミ

ヘビイチゴ

富士見平小屋

 
金峰山(2595m)から見る瑞牆山(2008年撮影)
 

 この山には6年前の7月にも登ったことがあった。その時には、頂上近くで終わりかけのシャクナゲがちらほらと咲いていた。他のハイカーによると、この辺りの山のシャクナゲが満開になるのは、6月中旬以降だという。今年は例年になく、サクラやフジの花と同じようにかなり早いのではないか、と話していた。
 ほぼ終わりかけていたが、ミツバツツジの花も葉ツツジになりながら咲いていた。しかし、ウメとサクラの花期の関係同様、遅れて咲いた華やかなシャクナゲには勝てるはずもなく、写真を撮る人は少なかった
 登山道わきに咲くシャクナゲの群落の前では、華やかないでたちの山ガールや昔(?)の山ガールが記念撮影をしていたが、今を盛りと清楚(せいそ)で可憐(かれん)なたたずまいを見せて咲くシャクナゲに勝る山ガールを見ることは、残念ながらできなかった。

(2015.06.04.up)


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