レポート
 

“とくの島”観光・物産フェア in 東京を開催−関東徳州会


 関東徳州会(徳之島三町郷友会)は2月8日、徳之島町3町やJAあまみ(徳之島事業本部・天城事業本部)などの後援を得て、東京・渋谷区の代々木公園イベント広場などで、第3回“とくの島”観光・物産フェア in 東京を開催した。
 このフェアは、2011年3月の東日本大震災直後に関東徳州会青年部の呼び掛けに応じて、徳之島の農家が20トンの新ジャガを無償で拠出し、東北の被災地に贈ったのが発端。その際の農家の協力に感謝して徳之島の農産物を関東エリアで販売し徳之島ブランドを確立するとともに、同島の文化や自然・観光をPRし郷土の発展に寄与する事業の一環として、一昨年から行っている。

傘の花が咲く中、地元出身の歌手や唄者がパフォーマンスをを繰り広げた

 今年も、日本一早い!おいしい!!『春一番』と銘打った新ジャガやタンカンなどを販売する一方、20の屋台では春一番を使った豚汁やチゲ鍋、黒糖焼酎などが提供された。
 この日は午後から冷たい雨がそぼ降る中にもかかわらず、奄美群島関係者などを中心に約8千人が来場。来場者は傘を差しながら春一番などを使った料理に舌鼓を打ち、ビールや焼酎で喉を潤した。
 販売用の新ジャガ2.5トンとタンカン1トンは、昼過ぎには完売するほどの盛況で、会場で買えなかった人たちは注文伝票に住所氏名を書き、徳之島から宅配便で送ってもらうことに。屋台出店者も終了時間までにほぼ完売した。

会場設営に追われる青年部

“人間闘牛”のリハーサルを行う出演者

手作り感たっぷりのステージタイムスケジュール

あいさつする古勝昭男関東徳州会会長

にぎわう新ジャガとタンカンの販売ブース

試食コーナーでタンカンを味わう子供たち

徳之島観光大使のサンコンさんと記念撮影する来場者

 また、野外ステージ上ではオープニングで朝花節が歌われた後、徳之島出身者を中心としたアーティスト9組が島唄や自身のオリジナル曲などを次々と熱く披露し、会場の雰囲気を最後まで盛り上げた。
 勝光重関東徳州会幹事長は「徳之島の発展に寄与したい、という熱い思いでスタートした関東徳州会主催の『徳之島フェア』も今年で3回目(3年目)となった。関東在住の徳之島出身者や関係者、島3町の関係者の全面的なご支援・ご協力に心より感謝申し上げたい」と述べ、さらに「 昨年は雪、今年は雨という悪天候での実施となった。しかし、予想以上の来場者があり物販・出店共に完売という成果を得た。来年以降はこれまでの経験を生かし、フェアの運営や実効性をきちんと検証し、真に徳之島の発展につながるフェアとして進展させたい」と話していた。

(2015.02.11up)


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