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富士山すそ野一周を歩く(16)−HP管理人
         
西湖(山梨県)〜八木崎公園まで


 小生は昨年春から富士山のすそ野を一周する某旅行会社のウオーキングツアーに参加することにしました。毎月ほぼ1回開催で第17回まであり、全周は約153Kmの距離になります。

 以前、小勝顧問ご夫妻が行ったウオーキング日帰り旅行に倣い、後期高齢者になる前にと思い立ちました。しかし、今回からは後期高齢者入り後のツアー参加となりました。第16回目(7月7日)は、西湖から八木崎公園まで。

 行程は西湖・北岸⇒長浜⇒河口湖畔⇒道の駅かつやま⇒冨士御室浅間神社⇒八木崎公園。西湖沿いの舗装道(湖北ビューライン)から西湖の集落などを経て河口湖畔の遊歩道などを歩くコース。ほとんどが舗装道で距離は約8Km、歩行時間約3時間。天候は晴れ。参加者数37人。

高速道のバス車内から見る雄大な富士山(標高3,776m)

西湖で遊ぶ行楽客(写真は一部加工しています)

 当日は梅雨入りしているにもかかわらず、天気に恵まれかなりの蒸し暑さでした。西湖や河口湖には多くの行楽客が訪れ、ボート遊びや泳いだりして涼を取っていました。

 西湖は、かつて秋田県の田沢湖にのみ生息し絶滅したと思われていたクニマスが、2010年にさかなクンや中坊徹次京都大学教授らの魚類研究者によって生息が確認されたのが知られています。


1966年の台風等での犠牲者を悼む慰霊碑

冨士御室浅間神社の百福の龍宝珠

谷崎潤一郎の文学碑と「さくや愛の鐘」

詩人・田中冬二の詩碑

富士山名物の「富士まぶし」

 昼食会場は河口湖西岸の某旅館の「富士まぶし」でした。マスの炊き込みご飯をまぶしてマスそのものの味を、次に旬の薬味や自家製の漬物などを乗せ、最後は出汁(ダシ)をかけてお茶漬けで3種類の味の変化を楽しむものでした。

 名古屋のひつまぶしにヒントを得た地域の創作料理とのことでしたが、小生にとってはちょっと微妙な味でした。

 河口湖畔には谷崎潤一郎の文学碑と詩人・田中冬二の詩碑が建てられていました。文学碑には湖畔の近くに滞在し谷崎が執筆した「細雪」の一節が刻まれているとのことでしたが、ほとんど読み取れませんでした。

八木崎公園から見る河口湖と御坂山塊

 今年は空梅雨なのか、日当たりの良い場所に咲くアジサイは、しおれたり日焼けした花が多く見られました。アジサイの花は、やはり小雨に打たれ雨滴が着いている姿が似合うな、と感じた次第です。

 小生もこの蒸し暑さにややしおれ気味でしたが、木陰の中で湖畔を吹き抜ける風に当たると心地よく、度々息を吹き返しました。


八木崎公園のアジサイ

 本日の終着点の八木崎公園は、河口湖南岸の中央付近に位置しており、花の公園として知られています。この季節はラベンダーがちょうど満開となっていました。香りも良く、ラベンダー畑越しに見る富士山の姿が優美なものに見えました。

 下のアジサイの花の写真は、遊歩道沿いや民家の庭先で撮ったものです。



 冨士御室浅間神社は旅行社などの資料によると、699年に富士山二合目で創建され、富士山では最古の社だそうです。祭神は「木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)」。繰り返しになりますが、「国の鎮め・鎮火・安産の神」などとして、崇敬されています。

冨士御室浅間神社の本宮(写真は一部加工しています)

同神社の里宮

 その後、幾多の変遷を経てこの地に移築されました。現在は、本宮と里宮の二社で構成され、向き合う形で建立されています。境内は富士山のパワースポットの一つになっているそうです。

 朱塗りの本宮本殿は、桃山時代の様式を持つ一間社流造りで、唐破風付きの向拝(参拝者の礼拝する所)のある建築物で、国の重要文化財となっています。また、世界文化遺産にも登録されています。
 
 里宮の境内には勝山歴史民族資料館があり、武田信玄の安産祈願の願文などが収められており、山梨県の重要文化財に指定されています。


ラベンダー畑と富士山

 蒸し暑いウオーキングを楽しんだ(?)後の温泉は、富士吉田市にある「富士山溶岩の湯・泉水」で汗を流しました。往複路とも中央高速利用で、小生は石川パーキングで離団しJR八高線と西武線経由で帰宅しました。

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(HP管理人=山田信廣、2024.07.10up


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