奄美大島紬産地再生協議会などが東京・銀座で大島紬展開催
本場奄美大島紬産地再生協議会と本場奄美大島紬協同組合、同販売協同組合は3月21日(木、祝)から同23日(土)の間、東京・銀座の時事通信ホールで大島紬(つむぎ)の展示販売会を開催する。
期間中、会場では泥染めや機(はた)織り、締め機の実演が随時行われる他、大島紬の製造工程や歴史、絣(かすり)紋様の解説をパネルやタペストリーで展示・紹介する。
また、大島紬着用の来場者には紬小物をプレゼントしたり、ストールへの泥染めを体験してもらったりするイベントを予定している。
さらにスペシャルイベントとして、NHKの大河ドラマ「西郷どん」の原作者・林真理子さんと「きものサロン」編集長によるトークショーが行われ、若手ウタシャの「平田まりなさん&辻美里さん」が島唄を披露する。
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本場奄美大島紬展のチラシ(画像クリックで拡大します)
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本場奄美大島紬産地再生協議会は低迷する大島紬産業を復活させようと、地元の2協同組合と地元自治体の奄美市、龍郷町が組織している。
同協議会が委嘱した「本場奄美大島紬産地再生策定委員会」がブランド力強化や後継者育成などに向けた産地再生計画を策定。提言を受けた協議会は、2017年度から5年間で取り組むことにした。
今回の大島紬展は、首都圏で認知度を高めるためのアクションプランの一つで、同協議会が展示販売会を東京で開催するのは初の試みだ。
奄美市と龍郷町、(公財)奄美群島地域産業振興基金協会が後援しており、会場では今後の紬産業の発展に生かすため、来場者へのアンケートも実施する。
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チラシ(画像クリックで拡大します)
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主催者は「大島紬の『伝統の心』と『匠の技』をより豊かに育て上げ、後世に伝えていくことは、現代に生きる我々の責務だ」と述べる。
その上で、「展示会のテーマ『絆』は親から子、さらに孫へと命の絆をつなぐように、大島紬の作り手の思いを今日から未来へと継いでいく重要性を来場者とも共有する機会になればとの思いを込めた」と語っている。
・主なイベントスケジュールは以下の通り
■21日(木、祝)13:00〜17:00
13:00〜 オープニング(主催者代表あいさつ)
14:00〜15:00「美しいキモノ」トークイベント“美しいキモノアカデミー”
・前田豊成大島紬協同組合理事長と作家・岩下尚史さんとのトークショー (定員40名)
※イベント詳細(PDF)
■22日(金)10:00〜17:00
14:30〜15:15「きものサロン」トークイベント
・林真理子さんと「きものサロン」編集長とのトークショー (定員30名)
応募先:きものサロン編集部 TEL:03-3262-5751
※イベント詳細(PDF)
・しま唄ステージ(平田まりなさん&辻美里さん)
12:30〜12:50、16:00〜16:20
■23日(土)10:00〜17:00
・しま唄ステージ(平田まりなさん&辻美里さん)
13:00〜13:20、14:30〜14:50、16:00〜16:20
■紬展詳細(PDF)
※主催者から=3日間とも黒砂糖や黒糖焼酎など郷土物産の販売はありません。
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会場略図(画像クリックで拡大します)
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(2019.02.12up)
鹿児島おはら祭 in かごしま遊楽館に出演−本同窓会踊り連
奄美高校・東京配田ヶ丘同窓会踊り連は、2月16日午後に東京・有楽町の日比谷ゴジラスクエアで開かれる「鹿児島おはら祭 in かごしま遊楽館」に他の踊り連と共に出演します。
鹿児島市で毎年11月に開催されている鹿児島おはら祭の認知度を首都圏でも高めようと、鹿児島県のアンテナショップ「かごしま遊楽館」とよみうりカルチャーが共同で企画しました。
当日は本会踊り連(永井珠海連長ら女性4人と男性6人)の他、鹿商&鹿女子高関東踊り連と関東さつま南の会の3連が出演します。
午後1時からの第1部では休憩を挟みながら、おはら節とハンヤ節、渋谷音頭を本会踊り連などが凝らした衣装で踊りを披露します。
同2時30分からは、飛び入り参加自由のおはら祭おどり体験会(第2部)が開かれ、先着20名様限定で鹿児島県の特産品がプレゼントされます。
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おはら祭のチラシ表(左)と裏(いずれの画像もクリックで拡大します)
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当日は、司会を務めるシンガー・ソングライターの森川愛さんによるミニライブも午前11時30分からあります。また、かごしま遊楽館3階では昨年開催の鹿児島おはら祭の写真コンテスト入選作品(一部)が展示されています。皆さま、どうぞお出掛けください。
・昨年5月の渋谷・鹿児島おはら祭のレポート記事を見る。
(2019.02.05up)