東京ともしび会総会を開催−櫻井富喜子
奄美高校と前身の大島実高の定時制課程の卒業生らで組織する東京ともしび会(昇勝美会長)は11月13日、東京・池袋の居酒屋で第35回目となる総会を開催しました。
東京配田ヶ丘同窓会からの来賓3人を含め19人が参加。 懐かしい級友や先輩・後輩との旧交を温める共に、今後も互いに励まし合いながら頑張っていこう、と誓い合いました。
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参加者一同
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会は、三谷ユミ子幹事長の島口(方言)を混ぜたユーモアあふれる司会でにぎやかに進行。郷土遥拝と校歌斉唱、昇会長のあいさつに続いて執行部から会務・会計等の議事報告があり、承認されました。
さらに小勝竹雄顧問からは、来年11月に奄美市で開催される「奄美高校創立100周年記念式典・祝賀会」について、説明と参加の呼び掛けがありました。
来賓紹介に続いて配田ヶ丘同窓会の記原正一郎会長があいさつ。その後、懇親会に移り出席者では最年長の竹本登相談役が元気な声で乾杯の音頭を取りました。
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乾杯の音頭を取る竹本相談役(右)
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乾杯後は、出席者一人ひとりが近況報告や学校時代の懐かしい思い出話を紹介しました。その中で、一人が「勉強したい一心で、トカラ列島の宝島(十島村)から実高の定時制に入った。学業と仕事の両立は確かに大変だったが、その時の苦労があったからこそ今の自分がある」などと語ると、皆がうなずいていました。
また、配田ヶ丘同窓会顧問の山下心一さんが近況報告の中で準会員入りを表明。全員の拍手喝采で歓迎を受けました。その後は黒糖焼酎を酌み交わしながら、カラオケや「島のブルース」などの踊りを楽しみ、旧交を温めました。
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島のブルースで盛り上がる参加者
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しかし、懇親の場では運営について今後の課題も出されました。それは会員の高齢化が進み、出席者が減少していることです。出席者の中で奄高卒は私1人だけで、18人は全員が前身の実高卒でした。
このような現状を踏まえ、奄高卒生ばかりでなく奄高に統合された大島工業高定時制課程卒業生らにもこの同窓会への参加を呼び掛けていこう、との訴えがありました。
(東京ともしび会会計長=S49年奄高卒、2016.11.18up)