渋谷・鹿児島おはら祭に出場−東京奄美会女性部踊り連
−東京奄美会は世界自然遺産登録をPR−
東京奄美会女性部の踊り連(政元保代連長)は5月19日、東京・渋谷の道玄坂などで開催された第22回渋谷・鹿児島おはら祭に出場した。
この祭りに併せて東京奄美会(大江修造会長)は、国が目指している奄美群島等の2020年世界自然遺産登録を後押ししようと、「〜奄美・世界自然遺産登録の実現を〜」訴える横断幕を持ちオープニングパレードした。
パレードに参加したのは大江会長ら役員50人と歌手の城南海さん(奄美市出身)、同じく徳永ゆうきさん(瀬戸内町2世)、それに島唄唄者の牧岡奈美さん(喜界町出身)。沿道の観衆に奄美の世界自然遺産登録実現をPRした。
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大島紬とハイビスカスの着物姿でパレードする東京奄美会女性部
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城南海さん(右から2人目)らと横断幕を持ちパレードする大江奄美会会長(右)
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パレード前に記念撮影に収まる女性部の皆さん
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奄美会女性部連は初回から連続出場を誇る踊り連の一つで、第20回ではグランプリ賞、18回には鹿児島市長賞、16回ではトータルビューティ賞に輝いている。
参加者50人は大島紬とハイビスカス柄の着物姿で、鹿児島から来た参加者や関東在住の鹿児島県関係者ら約2600人(総勢66連)と共に、休憩を挟みながらおはら節や渋谷音頭などを踊りながらパレードした。
奄美関係では女性部連の他に東京喜界会・島踊りの会(長谷川美都子連長、出場回数22回)と関東・ザ・徳之島(武田光平連長、同19回)、それに奄美高校・東京配田ヶ丘同窓会の踊り連(永井珠海連長、同12回)が参加した。
審査対象となる第1部パレードの結果は、奄美のいずれの連も受賞ならなかったものの、大島紬などの姿で奄美の熱気と華やかさをアピールした。
この祭りは鹿児島市と渋谷区が歴史的にも数々の縁があったことから、渋谷区や鹿児島市などで組織するおはら祭実行委員会が、1998年から文化交流などの一環として開催している。
奄美会女性部連の活動方針は、「2020年奄美・世界自然遺産登録のの実現と大島紬を世界へアピールすること。そして、笑顔で楽しく踊ること」だ、という。
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パレードに加わった徳之島連の闘牛
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後ろ姿もあでやかな奄美会女性部の皆さん
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パレード終了後の奄美会女性部連
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絶好のお祭り日和となったこの日、参加者は午前10時過ぎに会場近くの居酒屋に集合。化粧や着替えなどを済ませ、道玄坂の指定された待機場所で大島紬とハイビスカス柄に分かれて隊列を組み、開会宣言を待った。
祭りは審査対象となる第1部の踊りパレード、若者の踊り主体のアトラクション(第2部)、最後にハンヤ節などを追加した飛び入り参加自由の踊りパレード(第3部)で構成されている。
おはら祭の実行委員会名誉会長を務める長谷部健渋谷区長や森博幸鹿児島市長らのあいさつの後、午後1時20分から総勢66連による踊りのパレードが始まった。
女性部連は「東京奄美会」名を記したプラカードとのぼり旗を先頭に出発した。すがすがしいそよ風と日差しの中、参加者は心地よい汗をかきながら「ヨイヤサー」の掛け声とともに、北区の東十条小学校での練習会(合計10回)の成果を披露した。
この日の道玄坂一帯は約30万人(主催者発表)の見物客で賑わい、沿道は郷土色あふれる鹿児島の色と熱気に染まった。また、笑顔を振りまきながらパレードした参加者は、それぞれが大満足の表情と達成感に浸っていた。
政元連長のコメントは以下の通り
今年も天候に恵まれ、道玄坂から文化村へと渋谷のさわやかな風にここち良さを感じながら、大島紬とハイビスカスの着物で、あまみ♪ 奄美♪ を、アピール・・・。
笑顔で楽しく踊る事ができました。暑い中、女性部のみなさんお疲れ様でした。そして、ご協力くださった方々、沿道の応援の皆様、ありがとうございました!!
★踊りパレードの審査結果は以下の通り
@グランプリ賞 東京鶴丸連
A準グランプリ賞 インターナショナルおはら
B渋谷区長賞 鹿児島市消防団
C鹿児島市長賞 池尻おはら会
D鹿児島県知事賞 関東甲南同窓会おどり連
E審査委員長賞 屋久島連
F敢 闘 賞 ラ・サール連
Gスマイルビューティ賞 日置地区連
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記念写真に収まる関東・ザ・徳之島の皆さん
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関東・ザ・徳之島連のパレード
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記念写真に収まる東京喜界会・島踊りの会の皆さん
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パレードする東京喜界会・島踊りの会
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記念写真に収まる奄美高校・東京配田ヶ丘同窓会踊り連の皆さん
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奄美高校・東京配田ヶ丘同窓会踊り連のパレード