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      東京奄美会が総会・大運動会を開催−約400人が参加

 東京奄美会(大江修造会長)は10月14日、東京都北区の区立東十条小学校体育館で第121期の総会・大運動会を開催した。総会・運動会には会員の家族ら合わせて約400人が参加し、旧交を温めながら地区対抗の綱引き大会などでスポーツの秋を楽しんだ。

 また、昼食時間のアトラクションでは歌手の城南海さんがサプライズで登場し、オリジナル曲や島唄の「豊年節」を歌うなどで参加者を喜ばせた。

あいさつする大江会長 祝辞を述べる中村校長
昭和49年に与論町から贈られたソテツ 姉妹校盟約記念の碑
(上2点は各画像クリックで拡大します)

 大江会長は総会あいさつの中で、東京奄美会と東十条小の縁が与論町出身の故山下為吉先生が校長を務めていたことに触れながら、「校長先生や職員、PTAなどのご協力に感謝します」などとあいさつした。

 来賓紹介後、東十条小の中村都士治校長も両者の縁に触れ「今年は故山下校長着任後50年目になる。そして来年は本校と与論町立の3小学校との姉妹盟約が40年を迎える。今後も相互交流が続くことを祈念します」などと祝辞を述べた。

 総会では会務・会計・監査報告と新年度の事業計画(案)・予算(案)が説明された後、いずれの議案も満場一致で承認され、閉会した。

久原卓也さんリードによる島口ラジオ体操(龍郷町バージョン)


60歳以上による輪投げ大会


紫チーム(住用・大和・宇検) 対 青チーム(喜界・笠利・龍郷)による大綱引き

 続いて運動会の開会式に移った。チーム編成は例年通り白(瀬戸内)、紅白(名瀬)、青(喜界・笠利・龍郷)、紫(住用・大和・宇検)、緑(沖洲・与論)、赤(徳之島・天城・伊仙)の6チーム。

 出場選手は各チームの大声援を受けながら、50m走や年齢別リレー、二人三脚走、輪投げ、大綱引き、ドッジボールなど計11種目で競い合った。

 採点の結果、赤チーム(徳之島・天城・伊仙)が優勝し、準優勝は紅白チーム(名瀬)、3位白チーム(瀬戸内)、4位緑チーム(沖洲・与論)、5位紫チーム(住用・大和・宇検)、6位青チーム(喜界・笠利・龍郷)の順となった。

東十条小5年生によるエイサー踊り


東一太鼓(東十条一丁目会)の演奏


森田さん(左)と城さんによる島唄「豊年節」

城さんも総踊りに参加し盛り上げる

 昼食時間のアトラクションでは、東十条小5年生がエイサー踊りを披露し、東十条一丁目会の東一太鼓が出陣太鼓などを力強く演奏した。

 その後、城さんが出演した。オリジナル曲の「アイツムギ」を歌った後、運動会の司会を務めていた唄者の森田美咲さんと一緒に島唄の「豊年節」を歌うと、三線のリズムに乗って踊り出す参加者も出るほどの盛況となった。

 昼食後は、運動会の呼び物である各チーム対抗の応援合戦が繰り広げられた。各チームは衣装や小道具にそれぞれが工夫を凝らし、2分間の持ち時間で競った。

白チーム(瀬戸内) 紅白チーム(名瀬)
 
青チーム(喜界・笠利・龍郷) 紫チーム(住用・大和・宇検)
 
緑チーム(沖洲・与論) 赤チーム(徳之島・天城・伊仙)
(上6点は各画像クリックで拡大します)

 採点競技終了後は、東京奄美会女性部と参加者が「島のブルース」を踊った後の「ワイド節」と「六調」では、城さんらが三線と太鼓、お囃子で参加。二重三重の輪を作り、全員が総踊りを心行くまで楽しんだ。

 表彰式後の講評で、大江会長は「青年部を中心とした役員各位のおかげで盛大な運動会を開催することができました。東十条小学校には大変お世話になりました。奄美の世界自然遺産登録実現へ向けたのぼり旗を掲げ寄付を募ったところ、約5万円が集まりました」と感謝の言葉を述べた。

 その上で、「本日は皆さんの熱意が肌に直に伝わった。老若男女の全世代が集い、奄美の力の結集を見ることができました。東京奄美会は安泰です!!」などと、あいさつした。

 全てのプログラムは時間通り進行し、最後は原田尚樹青年部長が閉会の辞を述べ、万歳三唱の音頭を取って閉会した。

城さんらの三線でワイド節を踊る参加者


六調で盛り上がる


万歳三唱する会員

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                   (東京奄美会文化広報部・山田、2019.10.20up)

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