東京・銀座で大島紬展開催−奄美大島紬産地再生協議会など
本場奄美大島紬産地再生協議会と本場奄美大島紬協同組合、同販売協同組合は3月21日から同23日の間、東京・銀座の時事通信ホールで大島紬(つむぎ)の展示販売会を開催した。
「絆〜先人から子孫へ受け継がれる技」と題する展示会には奄美市などから12の販売店が参加。3日間で800人余の来場者があり、当初の目標以上を売り上げると共に首都圏で大島紬の素晴らしさをアピールした。
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大島紬の絣文様や製造工程のパネルに見入る来場者
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今回の大島紬展は、首都圏で大島紬の認知度を高めるためのアクションプランの一つで、同産地再生協議会が展示販売会を東京で開催するのは初の試みだ。奄美市と龍郷町、(公財)奄美群島地域産業振興基金協会が後援した。
同産地再生協議会は低迷する大島紬産業を復活させようと、地元の2協同組合と地元自治体の奄美市と龍郷町、それに(公財)奄美群島地域産業振興基金協会が2014年に組織した。
その後、同産地再生協議会が委嘱した「本場奄美大島紬産地再生策定委員会」がブランド力強化や後継者育成などに向けた産地再生計画を策定。提言を受けた同協議会は、17年度から5年間で再生計画に取り組むこととした。
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紬の伝統的文様の展示コーナー
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