レポート


“とくの島”観光・物産フェア in 東京を開催−関東徳州会

 関東徳州会(徳之島三町郷友会)は2月24日、徳之島町三町やJAあまみ(徳之島事業本部、天城事業本部)などの後援を得て、東京・渋谷区の代々木公園イベント広場などで、第7回「“とくの島”観光・物産フェア in 東京」を開催した。

新ジャガ「春一番」とタンカンを求める来場者


 今年も「日本一早い! おいしい!!『春一番』」と銘打った新ジャガイモやタンカン、黒糖などの特産品を販売する一方、広場に設営した36の屋台では春一番を使った豚汁の他、焼きそばや黒糖焼酎などを提供。徳之島の観光・物産の宣伝に一役買っていた。

 この日は好天に恵まれ、奄美群島関係者や公園に遊びに来た家族連れなどが来場。来場者は郷土料理などに舌鼓を打ちながら、ビールや黒糖焼酎で喉を潤した。

 また、公務で東京出張中の三反園訓鹿児島県知事が会場まで足を運び、主催者らを激励した。

三反園知事(左から3人目)を囲むイベント関係者と大江修造東京奄美会会長(知事の左隣)ら

島唄を披露する森田美咲さん(左)と伊成実さん


 フェアは、2011年3月の東日本大震災直後に関東徳州会青年部の呼び掛けに応じて、徳之島の農家が20トンの新ジャガイモを無償で拠出し、東北の被災地に贈ったのがきっかけだ。

 その際の農家の協力に感謝して、徳之島の農産物を関東エリアで販売し徳之島ブランドを確立するとともに、同島の文化や自然・観光をPRし郷土の発展に寄与する事業の一環として、2013年から行っている。

ステージライブのタイムテーブル

舞台に登場した闘牛

熱演する出演者

盛り上がる来場者
赤ふんどし姿の出演者も

 販売用の『春一番』とタンカンを積載したトラックの前には行列ができ、販売後間もなく完売するほどの盛況ぶりとなった。会場で買えなかった人たちは注文伝票に住所氏名を書き、徳之島から後日宅配便で送ってもらうことにしていた。

 屋台の前にも豚汁や郷土の物産を求めて老若男女が並び、出店者も終了時間までにほぼ完売した。また、会場では他にサトウキビの絞り実演やタンカンのつかみ取り(有料)も行われ、来場者に喜ばれていた。


会場で郷土料理などに舌鼓を打つ来場者


 野外ステージ上では、徳之島出身者を中心としたアーティスト9組が島唄や自身のオリジナル曲などを次々と熱く披露。公園に遊びに来ていた多くの人たちを呼び込むなど、会場の雰囲気を最後まで盛り上げていた。

(写真は実高S44年卒・仁禮善美、S43年卒・山田信廣、2019.02.28up

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