レポート

“とくの島”観光・物産フェア in 東京を開催−関東徳州会

 関東徳州会(徳之島三町郷友会)は2月19日、徳之島町三町やJAあまみ(徳之島事業本部、天城事業本部)などの後援を得て、東京・渋谷区の代々木公園イベント広場などで、第5回“とくの島”観光・物産フェア in 東京を開催した。

 今年も「日本一早い! おいしい!! 『春一番』」と銘打った新ジャガイモやタンカン、黒糖などを販売する一方、広場に設営した36の屋台(ブース)では春一番を使った豚汁や焼きそば、黒糖焼酎などを提供。徳之島の観光・物産の宣伝に一役買っていた。

大勢の来場者でにぎわう会場

 この日は好天に恵まれた上、城南海さんも出演するとあって奄美群島関係者や公園に遊びに来た人などを中心に約3人(主催者推計)が来場。来場者は『春一番』などを使った料理に舌鼓を打ちながら、ビールや黒糖焼酎で喉を潤した。

あいさつする主催者の皆さん

 フェアは、2011年3月の東日本大震災直後に関東徳州会青年部の呼び掛けに応じて、徳之島の農家が20トンの新ジャガイモを無償で拠出し、東北の被災地に贈ったのがきっかけだ。

 その際の農家の協力に感謝して、徳之島の農産物を関東エリアで販売し徳之島ブランドを確立するとともに、同島の文化や自然・観光をPRし郷土の発展に寄与する事業の一環として、2013年から行っている。

出店ブース

タンカン

豚足料理

黒糖焼酎で乾杯する来場者

出演者名とタイムテーブル

オリジナル曲を歌う大石理乃さん

「朝花節」を歌うすもも
Ya ! Voices

 販売用の『春一番』6トンとタンカン1.5トンを積載したトラックの前には行列ができ、販売後間もなく完売するほどの盛況ぶりとなった。会場で買えなかった人たちは注文伝票に住所氏名を書き、徳之島から後日宅配便で送ってもらうことに。

 屋台の前にも豚汁や郷土の物産を求めて老若男女が並び、出店者も終了時間までに完売した。また、会場では他に黒糖製造の実演やタンカンのつかみ取り(有料)も行われ、来場者の興味を引いた。

イベント広場全景

 一方、野外ステージ上ではオープニングで「すもも」の2人が朝花節を歌った後、城さんはじめ徳之島出身者を中心としたアーティスト9組が島唄や自身のオリジナル曲などを次々と熱く披露。公園に遊びに来ていた多くの人たちを呼び込むなど、会場の雰囲気を最後まで盛り上げていた。

出演者の皆さん

六調で盛り上がる来場者

・主催した関東徳州会副会長の勝光重さんから以下のコメントが寄せられました。

 このフェアは、東京で徳之島をPRすることにより徳之島観光物産の振興になるのを目的に行っています。その一方で、徳之島出身者や奄美各市町村出身者の触れ合いの場となっていることにも大変意義深いものを感じています。

 今年で5回目ですが、これからは費用対効果について検証できる仕組みを確立し、イベントを進化させていくことが求められていると思います。徳之島のみならず、奄美には世界自然遺産登録(来年夏予定)、東京オリンピック、 格安航空路新設(予定)など来島者増に向けた絶好の追い風が吹いています。

 この風を利用し私たちの故郷が発展してほしい。そのために今後も関東徳州会の活動の一環として、このフェアを継続し島振興の一助になるよう支援していきたいと思っています。

(写真は実高S44年卒・仁禮善美、S43年卒・山田信廣、2017.02.22up

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