レポート

東京奄美会が新年賀詞交歓会開催−450人が出席

 新春恒例の東京奄美会新年賀詞交歓会が1月17日、東京・上野公園の上野精養軒で開催された。会は式典と懇親会・芸能会の2部構成で、関東圏に住む奄美出身者を中心に来賓・ゲスト出演者ら約450人が大島紬姿などで出席した。
 参加者は黒糖焼酎を酌み交わして旧交を温めながら、各郷友会などによる島唄や六調などの踊りを心行くまで楽しんだ。

あいさつする森眞一会長
祝辞を述べる鹿児島県東京事務所の中薗良郎所長

奄美民謡武下流東京同好会による長朝花節

 式典では、郷土遥拝などに続き森眞一会長が登壇。一昨年11月からの合言葉『島興し〜ふるさと奄美の力になろう〜』の活動状況振り返りながら、「郷土表敬訪問では40名近い参加者が全市町村を回り交流した。その中で今、我々に何が求められているか、何ができるかを模索することができた」と話した上で、「郷土訪問で得た会員それぞれの思いを会の活動に生かしていきたい」などと、あいさつした。

 続いて保岡興治衆院議員と金子万寿夫衆院議員の代理人が祝辞を述べた後、鹿児島県東京事務所の中薗良郎所長が奄美群島の世界自然遺産登録や大問題となっているミカンコミバエ駆除などの取り組み状況について報告。その上で、東京奄美会にはこれらの実現に向けた応援・支援をお願いしたいと語った。その後、奄美群島の各首長などから寄せられた祝電が紹介され、式典は終了した。

「俵星玄蕃」を歌う徳永ゆうきさん

MCのあずままどかさん、持ち歌も披露した

「とうとうがなし」を歌う久永さとみさん

「河内おとこ節」を踊る東京名瀬会の稲留ヨシ子さん

「今 飛び立とう!」を歌うシンガーソングライターの
竿田美也子さん
落語家の松竹亭竹山さん

 懇親会・芸能会の部は、奄美民謡武下流東京同好会による祝い唄「長朝顔節」で幕を開けた後、田中達三顧問の音頭で乾杯を行った。続いてめでたい「かぎやで風」と「松の緑」の踊りが披露された後、奄美各市町村の出身者らで構成する13郷友会メンバーや有志らが趣向を凝らした衣装で次々と登場し、踊りや島唄などで会場を盛り上げた。

 ゲストとして招かれた演歌歌手の徳永ゆうきさんは「俵星玄蕃」などのほか、3月発売の新曲「函館慕情」と「北の終列車」を披露した。また、瀬戸内町出身の久永さとみさんも参加者の踊りの輪の中で、「とうとうがなし」などを歌った。

久永さんの歌に合わせ踊る参加者

「元気いちばん宇検村」で踊る関東宇検村会女性部の皆さん

最後は六調で盛り上がった

 終盤に近づくに従い会場は大盛り上がりとなり、懐かしい「島のブルース」や「六調」の曲が流れ始めると、参加者は我先にと立ち上がり踊りの輪に加わった。会は定刻通り、万歳三唱を行って終了した。

 この日の会には、本同窓会会員も各郷友会の一員として多数が出席した。それぞれが郷友会のテーブルを訪問し、久しぶりに会う友と旧交を温め、語り合う姿が見られた。

 ところで、久永さんが歌った「とうとうがなし」と関東宇検村会女性部が踊った曲「元気いちばん宇検村」は、本部配田ヶ丘同窓会員の佐々木一宇さん(宇検村議、同監査委員)の作詞です。他に「奄美へおいでよ胸キュンキュン」もあります。

 佐々木さんは「内地生活者の視点で捉えた故郷奄美を発信したくて、目下、新曲を久永美智子さん(さとみさんご母堂)と進めています」と語っていました。

(2016.01.20up


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