レポート


第3回奄美島うたのど自慢大会を開催−奄美文化交流協会

松崎さんと順田さんが優勝


 
奄美文化交流協会・奄美島うたのど自慢実行委員会は8月26日、東京・目黒区の目黒区民センターホールで、第3回奄美島うたのど自慢大会を開催した。

 大会は3部構成で、第1部の島うたの部では19人が出場し松崎博文さん(旧笠利町出身)が優勝した。

 続く新民謡の第2部には9人が出場し、順田ひろみさん(天城町出身)が優勝。また、第3部のゲストショーでは里アンナさんと森田美咲さん・宮村美希さんらが出演し、素晴らしい歌声で大会に花を添えた。

 当日はうだるような残暑の中、会場の同区民センターには朝から観客が三々五々と集まり始め、開演時間を待たずに400人の入場者で満員となった。

会場の目黒区民センターホール(のど自慢実行委員会提供、以下同)

第1部(島唄、野茶坊節)で優勝した松崎博文さん


第2部(新民謡、永良部百合の花)で優勝した順田ひろみさん

 開演では、まず採点方法の説明や審査員の紹介などがあり、その後、各出場者は持ち時間(3分間前後)の中で、三味線やカラオケの伴奏に合わせ熱唱。第1、2部の終了の合間には、前年度優勝者の紹介コーナーを入れたりしながら、のど自慢の審査は順調に終了した。
 
 続いて朝花節の唄遊びや東京奄美会女性部有志による踊りが披露された。その後、第3部のゲストショーでは里アンナさんが島唄とオリジナル曲の「恋し恋しや」を歌い、森田美咲さんと宮村美希さん、森田さんの妹・葉月さんも自慢ののどで、観客を魅了した。

「恋し恋しや」を熱唱する里アンナさん

「野茶坊節」を歌う森田美咲さん

宮村美希さん

森田葉月さん
島唄を歌う里アンナさん

 審査発表と表彰式の中で、審査委員長を務めた指宿(いぶすき)邦彦さん(ミュージックワイド代表取締役)は、「今年は昨年より全体的にレベルアップしていた。

 しかし、歌の心を理解した上での歌い方やマイクの使い方などもう一工夫したら、もっと良くなる出演者が多かった。来年の大会は、もう少し歌い込んで(練習して)来てほしいと思う」などと語っていた。

 その後のフィナーレでは「島のブルース」や「ワイド節」、「六調」を観客と出演者が一体となって踊り、会場内は奄美の熱気に包まれた。

唄遊びでは出身集落によって違う節回しの朝花節が披露された

六調などの踊りで大いに盛り上がったフィナーレ

★優勝者を含む入賞者は以下の通り(敬称略、カッコ内は曲名)
第1部(島唄)=優勝 松崎博文(野茶坊節)、準優勝 小林成芳(嘉徳なべ加 
          那節)、優秀賞 上野俊英(野茶坊節)、審査員賞 水野由紀
          子(嘉徳なべ加那節)、同 伊賀美佐子(俊良主節)、同 永井
          枝子(朝花節)
第2部(新民謡)=優勝 順田ひろみ(永良部百合の花)、準優勝 村岡俊貴
          (永良部百合の花)、優秀賞 愛川俊治(想い出の喜界島)、
           同 和田美代子(島のブルース)

(2012.08.31up)

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