レポート
 
 

大島工業が3月2日に閉校−奄高に統合

正門の学校名


 
県教委の高校再編計画で大島工業高校が閉校し、奄美高校に統合されることになりました。同工業高校では3月2日、2009年度に入学した生徒の卒業式(50人)があり、併せて閉校式が行われました。

 大島工業は1968年、旧大島実業高校の工業科課程が分離独立し開校。44年間にわたり工業科教育を行い、6769名の技術者が卒業致しました。

 しかし、少子化の影響などで生徒数の減少が続いたため、10年に新入生の募集を停止し、奄美高校との統合が決定。奄美高校ではこれを受け、工業科課程の受け皿として機械電気科が10年から新設されました。

体育館(左)と校舎(正面)

 奄美市名瀬の海/山羊島 大熊展望台から
(提供=関西配田ヶ丘同窓会&福山博光氏、実高S43年卒)

最後の卒業式および閉校式

 卒業・閉校式には新旧教職員や学校関係者、父兄および歴代の卒業生、奄美高校の生徒、浦上の地域住民など約650人が参加。最後となる卒業生の新たな門出を祝う一方、閉校に対する惜別の情とともに奄美高校のより一層の発展を祈念しました。

 会場では奄美高校の吹奏楽部が演奏する中、同校の機械電気科の在校生も参列。大島工業の徳永博仁校長の式辞をはじめ、和田孝之実行委員長や関係者が挨拶、大島工業から奄美高校への校旗継承等工業魂の引き継ぎが行われました。

 奄美高校の本部同窓会は、昨年7月の総会で大島工業高校の卒業生と共に手を取り合って活動を行っていくことを満場一致で決定しています。本部同窓会のみでなく、東京、関西等の各地区同窓会でも大島工業高校の卒業生を熱烈歓迎していきましょう。

最後の卒業式会場

閉校式には多くの関係者が参列した

閉校式で演奏する奄美高校吹奏楽部
数々の応援団旗
徳永博仁校長
和田孝之実行委員長

            (弓削省三=実高S38年卒、2012.03.10up)

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